2026年10月の組織改組に伴い、オンライン請求システムのドメイン(接続先)が変更されました。
現在オンライン請求を利用している医療機関・薬局では、令和9年(2027年)3月末までにオンライン請求システムの再セットアップが必要となります。
「今までどおりオンライン請求できているから大丈夫」と思われている場合でも、期限までに対応が必要となりますので、早めの確認をおすすめします。
1.なぜ再セットアップが必要なの?
2026年10月の組織改組により、オンライン請求の運営主体である「社会保険診療報酬支払基金」の組織名称が変更され、「医療情報基盤・診療報酬審査支払機構」となりました。
この組織改組に伴い、オンライン請求システムのドメイン(接続先)が変更されています。
そのため、現在使用しているオンライン請求システムについて、変更後の接続先へ切り替えるための再セットアップが必要となります。
2.対応期限は「令和9年3月末」です
医療情報基盤・診療報酬審査支払機構から、以下のとおり案内されています。
令和9年(2027年)3月末までに、オンライン請求システムの再セットアップが必要です。
なお、現在のオンライン請求システムは、再セットアップを行うまで直ちに利用できなくなるわけではありません。
しかし、期限までに再セットアップを完了する必要がありますので、レセプト請求業務への影響を避けるためにも、早めに対応しておくことをおすすめします。
3.再セットアップでは何をするの?
今回の対応は、レセプトコンピュータそのものを新しいものへ入れ替えるというものではありません。
現在使用しているオンライン請求用パソコンについて、変更された接続先に対応するための再セットアップを行います。
医療情報基盤・診療報酬審査支払機構では、再セットアップの手順書が公開されています。
手順書を確認しながら、オンライン請求用パソコンで必要な設定を行うことになります。
また、手順の中には電子証明書ダウンロードサイト等への接続をオンライン請求用PCから行う必要がある項目もあります。
4.こんな医療機関は早めの確認がおすすめです
現在オンライン請求を利用している医療機関・薬局で、以下に該当する場合は、早めにご確認ください。
- オンライン請求を行っている
- オンライン請求用パソコンを長期間使用している
- オンライン請求の設定を誰が行ったか分からない
- パソコンの設定変更に不安がある
- レセコン業者・システム業者に設定を依頼したい
- 令和9年3月末までに対応できるか不安
特に、レセプト請求期間中に設定作業を行うことは、できるだけ避けることをおすすめします。
請求業務に支障が出ないよう、余裕をもって再セットアップの時期を決めておきましょう。
5.今から準備しておきたいこと
再セットアップに向けて、まずは以下を確認しておきましょう。
STEP1 オンライン請求用パソコンを確認
現在、オンライン請求に使用しているパソコンを確認します。
STEP2 再セットアップの必要性を確認
オンライン請求を利用している医療機関・薬局は、今回の組織改組に伴う再セットアップの対象となります。
STEP3 作業方法を決める
医療情報基盤・診療報酬審査支払機構が公開している手順書を確認し、自院で作業するか、システム事業者へ依頼するかを検討します。
STEP4 余裕をもって対応
期限は令和9年3月末です。
3月のレセプト請求時期と重ならないよう、早めに対応しておくと安心です。
6.「オンライン資格確認」とは別の対応です
今回の再セットアップは、オンライン資格確認の再セットアップではなく、オンライン請求システムの再セットアップです。
オンライン資格確認をご利用の医療機関では、オンライン資格確認等システムとオンライン請求システムの両方を利用しているケースもあるため、混同しないよう注意が必要です。
「どのパソコンの、どのシステムを設定すればよいのか分からない」という場合は、現在のシステム構成を確認したうえで対応することをおすすめします。
7.早めの対応をおすすめします
今回の再セットアップは、2026年10月の組織改組に伴うオンライン請求システムの接続先変更への対応です。
現在はオンライン請求が問題なく利用できている場合でも、令和9年3月末までに再セットアップが必要となります。
レセプト請求は医療機関にとって毎月欠かせない業務です。
「期限直前になって設定できない」という事態を避けるためにも、早めに現在のオンライン請求環境をご確認ください。
オンライン請求の再セットアップについてご不明な点がございましたら、株式会社ティーエスアイまでお気軽にご相談ください。
現在お使いのオンライン請求用パソコンやシステム環境を確認し、必要な対応についてご案内いたします。